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Diary

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浮気した彼 ~Part2~



彼との別れ・・・

別れて暫くしても、気持ちを切り替える事が出来なかった・・・

自分の気持ちが掴めていなかった。
私は、まだ彼を好きなのか!?
それとも、
信じていた人に、裏切られたから悔しかったのか!?

ただただ、
辛かった・・・
切なかった・・・

何日も眠れない夜が続いた。
何をしても、彼との事が、
頭から離れる事がなかった。
ふっ・・とした瞬間に、ところ構わず、
涙が溢れだしそうになったり・・・( p_q)シクシク
食欲もまったく無くなくなり ヘ( ̄。 ̄ヘ|||)フラフラ…

無気力、無関心、無感情だった・・・

別れてから暫くの間、
留守電に、彼からのメッセージが残されていた。
何度も、何度も・・・

今は話したくない、
そう思っていたので、電話にも暫く出なかったわたし・・

私は、別れた人とでも、その後、平気で会える人。
もちろん、友達としてですけど・・・
別れた男性は、私にとって既に男ではない。
しかし、男として魅力が無くなっていても、
一度好きになった人です。
友達として、時間と距離をおいてなら、
全然平気で会えます。

しかし、別れて間もなく、
しかも、二股かけられた私・・・
散々私を騙した憎いやつ・・・

会うのは、辛いし、声も聞きたくない・・・
暫くは、忘れたかった・・・

しかし、困った事に、
彼と私は、共通の仲間が沢山いた。
皆で集まる事もしばしばあった。

変にプライドの高い私には、意地があった。
欠席をするのがいやだった!

「私は、悪い事をしてるわけじゃない、
逃げも隠れも致しません!!
あんたと別れたって、私の生活なあ~っんにも変わりません!!
と~っても、楽しく過ごしてるわよ~!!
ぜ~んぜ~ん、平気です!!」
・ ・・って、とこ見せてやりたかった!!

だから、集まりでは、
普段と変わらない態度で、
いつものように楽しげに、
振舞った私・・・

ある日、彼の友達に騙されて、
彼と2人きりにさせられた。

皆が来るはずの場所に居たのは、彼1人・・・
ダッシュで帰るのも変だし、ご飯でも食べる!!?
ってことになった。

彼と食事をしてる最中に、彼の携帯が数回鳴った。
すべて無言で、4、5秒で切れた。

その直後、私の携帯が、鳴った・・・
同じく無言・・・まわりの様子を窺うような感じ、
そして、数秒して切れた。

「(;-_-;) ハフゥ~、( ̄□ ̄;;;)あいつだ・・・・」
そう彼は言った。

何でも、今の彼女は、恐るべしチェック魔だとか。

彼がお風呂に入ってる時、財布の中の名刺入れや、
彼の携帯の着信履歴、電話帳などを、
すべてチェックをするとか・・・

私が、彼の友達から頼まれて、
彼の留守電に残したメッセージも、
彼が聞く前に、彼女が勝手に消したとか・・・

おまけに彼女は、私の名前に敏感だとかで、
私の携帯も家の電話番号も知ってるから
気をつけてくれ・・・

そう言われたけど、
何を気をつけるのかしら!???
そう思った私。

「なんでそんな事させておくの!?
止めさせなよ!!自分の彼女でしょ!?」

私がそう言うと、
咳を切ったように、彼の口からは、
彼女への愚痴・ぐち・グチ・・・

彼女とは、別れたい・・・もともと好きじゃなかった!!
強引で、積極的アプローチしてくる彼女を、
断る事ができなかったと言う・・・

彼の新しい相手を、以前から、私は知っていた、
彼のことを、ずっーーと好きな会社の女の子。
小柄で色白で、一見おとなしそうな感じだが、           
実は、とっても気が強く、強かな彼女・・

以前、彼は、彼女の事を、
すごい露骨にモーションかけてくるから困る!!
・・・そう言っていたっけ・・・

彼が風邪をひいて会社を休んだ時、
スーパーで買い物をした食料を、
どっさり持ってやって来て、
彼をず~っと、介抱してくれたという彼女。

それから、
彼は、そのまま彼女を、
追い帰す事が出来ずにいたとか・・・

「彼女が居てもいいの!!
わたしKさんがすごい好きなんですう!!
Kさんの傍にいたいの!!」
そう言われて抱きつかれたそうな・・・

そしてその後は、
彼女の思うがまま・・・

「彼女の事は、元から好きじゃなかった!
ただ、彼女の押しに負けてしまった・・・
俺は・・・
おまえが俺の事を、そんなに好きじゃないと、
俺を必要としてないんじゃないかと思った!
お前を幸せに出来るのは俺じゃないと思った!
でも・・・、俺が間違っていた・・・
もう一度、Kittyとやり直したい!!」

そう言ってきた彼。

確かに、私は変にプライドが高くて、甘えるのが下手。
素直に気持ちを表現できないこともある・・・

彼と別れてすぐも、そうだった・・・

自分の私物を彼の部屋へ取りに行った私。

久しぶりに入る彼の部屋。真っ先に目に入ったカーテン。
私と一緒に買いに行ったストライプのカーテンから、
花柄カーテンに変わっていた!!
男の一人暮らしに、花柄ですよ!はながら・・・・
そして、キッチンには、使い終わった食器。
これもまた花柄のお皿とカップ、
2つずつ無造作に置いてあった。

「( ̄_ ̄;) 彼女、きてたんだね!」
平静を装って、そう言った私に、

「( ̄□ ̄;) ああ~っ!昨日泊まったんだ・・・」
何食わぬ声で言った彼。

彼に背中を向けていた私。
今にも涙がこぼれそうだったのを、
必死に堪えた。

荷物をさっさとまとめた。
そして、出て行く前に、
「ケナゲデ、 ヾ(’-’*)ょゎょゎιぃゎょ♪
じゃねっ!また今度、皆で会いましょう!!」
必死で作り笑顔でそう言って別れた。

私が来るのを知っていたくせに、
彼女の泊まった形跡を私に見せつけた彼に、

泣いて縋り付けば良かったというのか!?
私のところに戻ってきてと、
抱きつけばよかったのか!?

元々、私は、
いつもべったりの関係はあんまり好きではない。

彼氏がいても、友達と遊びに行くし、旅行にも行く、
自分の生活のペースをあまり変えない!

毎日電話で話さなくっても別に寂しくなかった・・・

2か3日に、いっぺん声を聞けるだけで十分だったし、
電話して彼が留守でも別に、ヤキモキはしなかった。
信用してきたし、彼だって子供じゃない。

お互いを尊重しあう関係でいたかった。

2人で居る時は、べたべたしたけど、
人前では、お笑いコンビのような感じだった。

さっぱりしてると言えば、そうかも知れないけど・・・
私は、私なりに、愛情表現したつもりだったけど・・・

何が足り無かったって言うの!?
・・・・・・・・・・

でもでも、私が悪いの!? ┐( ̄д ̄;)┌ ホワイ?
まってよ、振られたのは私よっ!!

好きじゃないけど、彼女が強引だからつきあっただと!?
女ができたのは、私のせいだと言うの!?
私の気持ちが冷めたと思って、他の子と寝ただと!?

その彼女の事を好きじゃないだと・・・!?
例え、嘘でも言うべき言葉ではない。
じゃあ、抱くなよっ!!
やる事だけやっといて何言ってるんだ、この馬鹿男・・・

何だか、彼にがっかりさせられた。

自分を、いつも被害者にしたてる偽善者。
臆病で、卑怯なナルシスト。

「はあ~っ!??メラメラメラ~~(▼▼メ) 
あなたは、わたしじゃ物足りないから、
他の女性に手を出したんでしょ!!?
あなたの気持ちがどうであれ、
あなたのした事は、そういう事だと理解してるから!!
ってか、もういいよ、終わった事だもん!!」

「別れたいって言えばいいじゃん!!
私にじゃなく、彼女に直接ね・・・・
あなたは、優しい人なんかじゃない!!
ただ、優柔不断なだけよ!!
自分から事を起さない・・・責任取りたくないんでしょ!?
だから、いつも人のせいにばかりして・・・・
もう、そんな話、聞きたくないから!
それと、もう関係ないんだから、
彼女が私に電話してくるの止めさせて!!」

(;-_-;) ゼェ~ 、ゼェ~、ハァ~、ハァ~
そう言って、さっさとレストランを出た。

私は、彼のどこが好きだったのだろう?
あんな煮え切らない男のせいで、
悩んだり、苦しんだりしてた自分が、
情けなかった。

自分では決断せず、いつも相手に決定権を与える。
決まって言う言葉が、

「お前が決めた事だ。
彼女が勝手にやった。
俺は何もしてない・・・・」

優しさと優柔不断を履き違えた男。
もう、優男は懲り懲り・・・

別れた女に、影でこそこそ会って、
彼女の事を愚痴る男・・・

自分のした事は反省せず、
いつも相手のせいにばかりする男・・・

彼女も不安で、どうしていいか分らなくて、
イタ電とか、彼の持ち物チェックしてたんだろうなあ~。

何だか、ちょっと同情しちゃった!!

おかげで暫くは、男不信でした・・・

高校の古典の時間、
平家物語の祇王という物語を習った。

平清盛は、踊り子の祇王に一目ぼれ。
彼女の家族ひっくるめて
面倒みたいと言ってきたが、
彼女は、その寵愛を断った。

清盛には、仏御前という、
寵愛してる女性が居たが、
祇王に心変わりをしてから、邪魔になった仏御前を追い出した。
突然、しかも無下に、仏御前を捨てたのだ!

昨日まで愛していた女性に対しての、
清盛の冷酷な態度を知った祇王は、ショックを受けた。

いつか、清盛が別の女性に心変わりをして、
冷たく追い出されるのなら、
初めから寵愛を受けないほうがいい・・・
といって、出家したとか・・・

要するに、二股、浮気をする人は、同じ事を繰り返す。
その男が、他の女性にしてる事は、いつか自分もされる、
賢い女になるために、一時の感情に流される事無く、
理性で相手を評価できるようになろう!!

そんな内容でした。
当時、強烈なインパクトのあった内容。
何故か、ふっと思い出してしまった・・・

付き合ってる彼女の悪口を平気で言う男。
しかも、前の女に・・・
最低・・・・・

それと、後で聞いたのだが、
彼の知り合いが、私を気に入ってくれていたらしいが。
その時、彼はひどく邪魔したとか・・・

私には、彼氏がいるから駄目だとか、
彼と私を合わせないように、
私が来る飲み会には、
誘わなかったりしたそうな・・・・

自分は、新しい彼女とヨロシクやって、
尚且つ、私をキープしておきたかったのか!?

ああ~っ!!別れてほんと良かったです。

彼で散々な目に遭った私は、
男を見る眼、少しはマシになったハズ!?

フラレタ腹癒せに、綺麗になって、
後悔させてやると美容に心がけたせいか!?
以前よりは体重も落ちて、以前よりマシな姿。

そして、何より、精神面で
バージョンアップした・・・

ほんと、死ぬかと思うほど辛かったけど、
終わってしまえば、失恋も肥やし!!

彼の事を超えた私は、
もっともっと素敵な彼と、その後出会いました・・・

優男と会っていなかったら、
その彼の良さ、
気がつかなかったんだろう

人生、無駄な事は、何一つ無い!!

失恋も、人生のひとつの勉強です・・・
ひとつ恋愛をする度に、
バージョンアップしていく私、
男を踏み台にして、肥やしにしてやる!!

・・・ぐらいの気持ちでいます・・・

恋愛だけが、彼氏だけが、すべてじゃないから・・・
私はわたしだよね・・・

そう思う今日この頃・・・
イヨッ(* ̄ノo ̄)いい女っ!
そういわれる女性であり続けたい・・・



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